琉球大学
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2010-08-07

 

D700

沖縄大学院大学、通称OISTに行ってきました。建物のデザインや実験棟内のベンチ、会議室配置など研究者の目線でデザインされているようで非常に機能的に美しくまとまっていました。OISTは内閣府管轄なので、独創的かつ先進的なことができるのでしょうね。日本人の目から見ると内部が暗いように感じますが。いわゆる、国立大学法人の建物は研究者や教育者の意見が全く反映されていないようで、なぜ画一的な建物ばかりができるのか考えさせられます。安く上がるからだと思うのですが、長期的に見て国家としての投資効果としてどうなのでしょうか。私は、建物のデザインはそこで働く人の意識を変革させるうえで非常に重要であると思っています。まさに、教育や研究現場である施設は画一性のデザインから脱却しなければならないのですが。

2010-07-02

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3人の医学部4年生の学生さんが基礎配属で研究室で実験をしています。3週間と短い期間ですが、少しでも基礎研究の楽しさや、好奇心を喚起できればと思っています。教官の役目は学生にモチベーションを持たすことこそが重要で、知識は教科書からでも吸収できます。はたして、細胞や分子の美しさや精緻な仕組みを感じとってくれたでしょうか。

2010-06-10

 

D700

論文が一つacceptになり、リバイスで一つrejectになりました。同時に返事が帰ってきたので、喜ぶべきか悲しむべきか。しかし、rejectされた論文はリバイスにすべて答えていたのに、2ヶ月近くもreview結果を待たされて、結局のところはノックアウトマウスのデータを出さないとアクセプトしないとの内容でした。それなら、最初からそう言うべきだと思いますね。論文は最初に公表できればそれでいいのですが。グラントの審査もそうですが、研究の評価は様々な要素が錯綜するので難しいです。100m走ではなくてフィギュアスケート的なところがあります。でも、土俵に登る力は最低限必要です。

2010-05-21

D700 50mm/1.4G

盛岡市で日本生理学会がありました。岩手県は初めて来たのですが、季節的にもいい時で、山々が淡い緑で気持ちよく眺められます。雪を被っている山もあります。学会は駅前にある立派な建物で開催され、非常に便利でした。昨夜は、同時期にロックフェラーでポスドクをしていた先生方と食事に行き、昔話に花が咲きました。霊長類を使った高次機能研究の話をお聞きすることができ勉強になりました。遺伝子改変できる霊長類は、ヒト疾患や高次機能研究に大変魅力的ですが、気の短い私には向かない研究かもしれませんし、研究費的にも無理ですね。お店は魚介類がおいしかったです。魚は、北のほうがおいしいです。

2010-04-23

D700 Nikon 50mm/F1.4G

東京は真冬の寒さだそうですが、沖縄も15度くらいの気温です。地球の温暖化が声高に叫ばれてますが、4月末にしては寒すぎです。寒いのが嫌いな私は、つらい日々が続きます。琉球大学に着任して1年にもうすぐなりますが、学部学生への講義も行い、生理学に興味を持って頂いたのか、研究をしてみたいと研究室に来てくれる学生さんがいます。医学部は国家試験に合格するという大きな目標があるため、学部学生の時から研究活動を行うのは勇気がいります。しかし、学生時代に基礎研究者と触れ合うのは、臨床医になるにしてもいい経験になりますし、そこで楽しさを実感し研究の道に進む方もいます。私の研究室は多くの学生を受け入れることはできないのですが、興味のある方は気軽に声をかけてください。実際に、動物や遺伝子を自分の意思で主体的に操作すると、本で学んだことを実感でき知識が本物になります。

2010-04-08

D700 NIKON 50mm F1.4

医学科も、新一年生が入学し新しい年度になりました。巨大なカジュマルの横にある基礎講義棟で生理の授業も始まります。私たち基礎研究者にとっての新年度は、科学技術研究費採否の発表から始まります。科研費は所属学会と密接に関連した研究費なので、内定を頂いた場合は研究内容はもちろんですが、学会での活動も評価して頂いた結果であると思われるので、研究費獲得以上の価値があると思っています。我々の現在行っている研究は、学際的な領域なので生理学会の中から選出される評価委員の方々からの得点が低くなるのではないかと心配していましたが、杞憂に終わりました。今年の申請課題は最初の論文を発表してから10年が経過しています。最近、やっと出口が見えてきて、実際の医療に貢献できるのではないかと淡い期待を抱いています。後10年かかるかもしれませんが。。。

2010-03-24

D700 50mm/1.4

花ショウブのうすい青色が爽やかです。今日は、長い年月をかけてスクリーニングで見つけた分子群のノックアウトやノックインマウスが動物施設に搬入されたので、マウスを見るためにバリア棟に入ってきました。遺伝子変異マウス達は元気にしていたので一安心です。これから表現系の解析ですが、ここからが研究者としては興味のあるところです。

2010-03-22

D700 50mm/1.4

実験機器が海を渡ってコンテナ2台で運ばれてきました。

D700 50mm/1.4

なんとか実験室にすべての荷物を入れることができました。クレーンを使わないと研究室内に入らない機器もありましたが、無事終了です。実験台の組み立てや、電気工事も終わり、消耗品や機器を所定の場所に設置すれば、4月より実験が始められそうです。ここ2ヶ月ほど、研究室の改装や搬入作業で教室員の実験が滞り迷惑をかけましたが、研究のしやすい環境になったのではないかと思います。沖縄での医学研究は、消耗品の納入期間や研究者間の連携などで困るのではないかとも思っていましたが、いざ着任してみると東京で研究をしていた時と変わりませんね。primerの注文にしても、発注翌日には研究室に到着しているようです。インターネットが普及し、物の輸送も効率化され、どこで研究しても変わらない時代になりつつあるのでしょう。人材も、受け皿さえあれば亜熱帯地域特有の環境を求めてユニークな若手研究者が集まるようです。

2010-03-15

D700 Nicon 50mm/F1.4

医学部の校内を歩いているとこのような看板があります。ハブ本当にいるのでしょうか?本学のほうは、池や森があるのでいると思いますが。

2010-02-25

D700 distagon 25mm

朝から突然大雨が降ってきました。10分ほどで止んで、いい天気になりました。今朝の大学は、鳥の囀りが聞こえ亜熱帯らしい天気です。2月頃から始まった研究室の改装も終わりが見えてきました。機器などがない研究室は広く感じますが、機器が搬入されると狭く感じることでしょう。今後、東京から海を渡って、実験機器をコンテナで運ぶことになります。問題なければ、4月からは実験が始められそうです。実験室の移動は、リバイス論文がある時は厳しいものがあります。

2010-01-20

_7002327

今日は気温が高く春の息吹が感じられます。論文も投稿し、少しリラックスしています。最近、テレビや新聞などで「近頃の若者は~~~」との批判的なコメントをよく目にします。若者と違和感がある、あるいは思考パターンが違うのは自分がその世代の中心から距離があるので、このようなコメントをする批評家は自分が老いたと言っているのと同じだと思います。若い世代の思考が、優れているのかあるいは劣っているのかなど、同じ時代を生きている人間には到底わからないことです。ゲーム世代などとよく言われていますが、果たしてこのゲーム世代(小学生の頃より自分のゲーム機を持っている世代)が私たちの世代に比較して、創造性や思考方法で劣っているのかなど、うかつに結論できる問題ではないでしょう。医学部の学生を教育している立場からは、そもそも、そんなに違うのかとの疑問もあります。

2010-01-06

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昨晩はベイラー研究所の野口先生に膵島移植の講演をして頂きました。自分の発想を基にした基礎研究からヒト臨床応用へスムーズに移行している姿に羨ましさを感じました。医学部の学生さんも参加されましたが少し難しかったかもしれません。日本人教授がアメリカの移植現場で活躍されている姿は将来の自分たちの一つの姿として映ったらと思います。

2010-01-01

謹賀新年
今年は、研究室の基盤固めをしなければなりません。研究室のデザインも決まり改築も始まりますし、新しい人も雇用しなければなりません。大学は長いスパンで研究計画を考えられるので少し心の余裕があります。三菱生命研でのグループの立ち上げや、様々なプレッシャーの中で研究した経験が役立つことでしょう。

ツールド沖縄参加も個人的目標!

2009-12-22

D700 distagon 25mm/2.8

沖縄も冬は寒い!

2009-12-09

D700 distagon 2.8/25mm

JST研究の成果報告会などで東京、広島と慌ただしく移動してかなり疲れました。沖縄に帰ると暖かくて癒されます。どうしても、研究者が集まると民主党の科学技術予算の話になってしまいます。補正予算の中身や、来年度予算が決まったころにどのような方向性になるかが明らかになることでしょう。政府の総合科学技術会議で、例の最先端を削って捻出したお金で若手、女性、地域、健康、グリーンイノベーションをKey Wordsに大型研究費を計画しているようです。若手は何歳までなのかで議論があるようですが、PIの若手で40歳できると対象がとても少なくなるでしょう。特に、健康をテーマにした場合、医学部が重要ですが、医学部のPI(教授)で40以下となると限られてきます。もう少し幅を持たせてもらいたいです。この研究費は予算規模や、目的が優れているのでいい形で公募まで運んで頂きたいと思います。

2009-12-1

D700 Sigma 24-70 mm

ドバイショックの後円高が止まらないようです。これまでの円高はアメリカドル安だったのでしょうが、これからはユーロに対しても高くなりそうです。どのくらいまで円高が進行するのでしょうか。長期的には70円もあるかもしれないと思ってしまいます。アメリカの研究仲間に話を聞くと、やはりアメリカの景気も悪いので研究資金が厳しいようです。日本も同様の状況ですが、すぐに回復するとは思えないです。

2009-11-17

D700 distagon 25mm/2.8

行政刷新会議が予算の審査をしていますが、まさか自分のJST研究費が継続されずに廃止になるとは思っていませんでした。若手も廃止になるようですし、科学技術振興は民主党になってどうなるのか心配になってきました。3兆円削って、3兆円の2次補正をするとのことですが、雇用対策が主な目的のようなので、基礎研究や教育予算には再配分されないのかもしれません。

2009-11-10

DP2

博多で開催された西日本生理学会に参加してきました。生理学会は会員の減少が悩みのようです。生理学会は、医学部、歯学部が中心なので医学部の研修医制度にともなう大学院生の減少は直接会員減につながります。医学系の基礎研究学会で会員の増えている学会もあるようなので、それだけが原因でもないのでしょう。民間の研究所にしばらくいて、その間ほとんど学会に参加していませんでしたが、今回、参加して思ったのは生理学は大変広い分野なのですが、チャネル分子の研究発表が多いのが印象に残りました。学会が終わり、博多から共同研究の話し合いのため東京に移動しました。驚いたことに、共同研究者の研究室のデスクの横に大きな鳥籠があり、ふくろうがいました。まじかで見るふくろうは、とても知的な目をしていました。

2009-11-04

DP2

週末の東京はとても寒かったので、沖縄に帰ると暖かいと思っていたのですが長袖、コートがいるくらいの寒さでした。沖縄に住んで、実際に過ごす冬はどんな感じなのでしょうか? やはり、慣れてくると寒く感じるのでしょうか。今日は、学位審査が無事終わったとの連絡を受け一安心しています。これで、琉球大学に赴任するまでに指導していた大学院生がすべて医学博士になることができました。琉球大学医学部では、今後どんな学大学院生と一緒に研究できるのか非常に楽しみです。

2009-10-29

D700 distagon 2.8/25mm

ハエの特定の回路を形成する神経群を活性化することにより、人工の記憶を形成させることができたとの論文がCellに報告されてます。ヒトの記憶も、脳の特定の神経群が織りなす神経ネットワークの3次元のパターンに還元できるのでしょうね。ただ、とてつもなく複雑で現代の技術では読み取る方法もありません。

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